gombeのブログ

マイコンの電子工作系PIC32/KiCad/C/C++/3D/

15インチのゲーミングノート買ってみた。軽量(1.87kg)で高性能なオールラウンダーだが、、(GALLERIA GCR2070RGF-QC)

www.dospara.co.jp3Dのレンダリングやプログラミング、機械学習のためにPCを買いました。デスクトップのほうがコスパいいと思うかもしれませんが、持ち運び用にもう一台ノートを買うと考えると逆にコスパ悪いと思います。

構成内容を簡単に紹介します。

  •  i7-9850H (6C12T, 実測4GHz前後)
  • RTX2070 Max-Q (実測1600MHzくらい)
  • 16GBメモリ
  • 1TB M.2 SSD (Intel で結構早い)
  • 144HzのFHD
  • 公称10時間のバッテリー駆動
  • 本体だけで1.87kg (+ 1kg程度の220w電源)

PC自体はIntelが設計し、OEMのような形でいろいろなメーカに出荷しているようです。Mag-15と同じもののようです。形やスペックは見事に一致してました。

バッテリーテストについて

アイドル時なら11時間くらいの持続予測が出ますが、軽いブラウジングなどでは7時間程度みたいです。普段使ってるくらいなら、バックグラウンドでyoutube流しながら軽くブログの更新作業をしてみました。少しブラウジングするくらいなら6+時間くらいは大丈夫かと思います。

予想時間はぶれが大きくあまり参考にならないという人もいると思いますが、触ってみた感じそこまで悪くはなさそうです。大きな電源が欠点ですが、バッテリー駆動時間が長いのでコアな作業でなければ大丈夫だと思います。

良い点

  • パフォーマンスは良いです。

よく冷えて、クロックもデスクトップ版のRTX2080のOCしないものとそこまで劣らない動作周波数。(ピーク90℃、平均しても85℃くらい) RTコアなどまでフルに使ってないので、もしかしたら多少はクロックが下がるかもしれませんが、現時点では十分ですね。

出荷時からCPUは50mVのアンダークロック、GPUも少し電圧が下げられてます。

  • しっかりとした作りです。

マグネシウム合金はしっかりとしていてプラスチックのようなガバガバした感じはないです。また、一本指で開くヒンジ、狭いベゼル、軽量かつ薄い筐体はポータビリティも阻害しません。

 

悪い点

ファンコントローラが弱く、一番静かな状態でも2600rpmくらいで回るのでアイドル状態でも音が気になります。最大化すると5千後半rpmくらい、もちろんうなりますが、かなりよく冷えます。ヘッドホンしてても貫通してくる音です。もちろんゲームモードなら4000〜5000rpm前半でこの程度ならヘッドホンを貫通ぎりぎりしないくらいで、ファンモードを切り替えて静音性求めるかパフォーマンスを引き出すか、はたまたデスクトップを買うかのトレードオフです。ゲーム時は仕方ないという見解です。

他のPCと個体差はかなりあるみたいで、他のレビュアーみたいにアンダーボルテージやってみましたがCPUは全然下がりませんでした。80mVくらいが限界でそれ以上だとPCがフリーズするかテストをパスできませんでした。150mVとかまで下げられると+1時間のバッテリー持続時間と数度温度が下がるみたいですが、これはガチャはハズレ品でした。

取説は不親切です。この機種だけライセンスキーが入ってなく、取説にはもう入ってるよーってことのようで店舗に持っていったら自分でやれ。そのくらい当たり前ですよって言われてちょっと凹みました。

あと、個体差もあるだろうが初期不良がすごい。

  • トラックパッドを押し込むと動作不安定になる
  • バッテリーがCPU使用率1%くらい、バッテリーセーブモードでも3時間くらいしか持たない。
  • Control Center(パフォーマンス調節ソフト)の挙動が不安定。フリーズしたり落ちたり
  • パフォーマンス切り替えボタンが機能しない。ファンの最大化と通常モードのトグル

上の中でも最後の2つは店舗に持っていったら治りました。バッテリー持続時間が明らかに短いのとトラックパッドがうまく動作しないのは結局治らずに修理になりました。

まとめ

PC自体の出来は非常に良いです。ただPCはドスパラで買う場合はある程度の覚悟が必要です。壊れてそう・・・では修理してくれないので、壊れている箇所を全て明らかにして、妥協せずに交渉しなければ期待していたとおりの動作しないものだということを理解する必要があります。

【余談】ラップトップクーラ作ろうかな

ところで修理からまだ帰ってきてませんが、ラップトップクーラ作ろうかななんて企んでます。理由としては安定してパフォーマンスがほしいのと、流石にファンの回転数最大化するのはヘッドホンまで貫通するので、そこそこのrpmで抑えつつも120mmファンで協力して強力に冷やせないかと思ったわけです。

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ラップトップクーラ設計中

板の下にファンを取り付けて、木で上下の2辺支持のフレームを作ろうかなと考えています。

板はアクリルかなんかでレーザー加工機をお借りして作ろうかなと。2種類設計したのですが、←と→とで空気排出の形が違うのですが、多分右のような形になると思います。理由は大きなゴミが入らないのと、本来フィンガーガードである←のデザイン、実は指が入りそうなんです。

ラップトップを板の上に直接つけると気密性が低くてあまり冷却効果が高くないのでyoutubeの例を真似してチューブを巻いて気密性を高めてファンの空圧を逃さないようにしてみようと思います。

参考:https://www.youtube.com/watch?v=avrGnaDS4vM

120mmのファンは空圧と回転数が高めのものをつける予定です。なんたってノート自体のrpmが高すぎるので2000rpmはそこまでうるさくないと思います。空圧が高いのは、ノートの狭い空間を通るのにボトルネックにならないようにするためなのと2つ並列にするからフローとプレッシャーの両立を保つためです。