無料の動画編集ソフトの比較(blender,shotcut,ymm4α,aviutl)
最近はyoutubeとかの動画の力が増してきてて動画編集とかもホットになってきています。
動画編集ソフトにはいろいろありますが、無料にフォーカスしてみたいと思います。いろいろ使ってみて少し思ったことなどを書きます。
1. blender
Blenderって3dアニメーションのためだという印象が強いのですが、動画編集もできます。ノードエディタも強力で、いろいろなことができて高機能ですが、いまいちな点としてはプレイバックが重いです。キャッシュを増やすこともできますが、それでも長いものを編集するにはそれなりの根気が必要かもです。
クロスプラットフォームなのでLinuxでも動きます。
2. Shotcut
Shotcutは海外製のオープンソースの動画編集ソフトで実際にいろいろな動画を編集してみました。特にエフェクトやエクスポートの機能は充実していてエンコードが高速であるのが特徴です。
その一方で動作が不安定で落ちたりプレイバックはそれなりなんですが再生位置移動が弱いです。結構重い部類。今後の開発次第ですね。あと日本語も少し弱いかも。
クロスプラットフォームなのでLinuxでも動きます。
3. ymm3(ゆっくりムービーメーカ3)
これはあまりお勧めしません。ymm4αをお勧めします。
4. ymm4α
α版ですがかなり安定していると思います。今まで落ちてません。今現在(2020年3月)も活発に開発されています。
動作はかなり高速です。(最初のほう不安定かなと思いましたがエンコーダやデコーダは外部で導入する必要があるようです。)
再生位置移動はかなり素早く、プレイバックもスムーズです。また、動画が1080pでもかなり高速に動作できます。レンダリングにグラフィックアクセラレータを使用しており、非常に早くレンダリングできるようです。複数レイヤーの重くなりやすい処理もかなりスムーズに再生できました。これ無料ってやばくない??ってレベルです。
書き出しも結構早いです。グラボもちゃんと使ってるようで、あっという間に書き出せます。
基本的な編集はこれでやってもいいと思います。機能は他と比べるとそこまで多くはありませんが基本編集はできます。とにかく軽くて安定しててとても好きです。
機能が足りないときはaviutlにエクスポートする機能もあります。どうしてもってときはエクスポートするのもいいと思います。
一部の人にはどうでもいいかもしれませんが、欠点としては機能が少し少ないのとバックグラウンドでもGPU食われるので必要ないときは保存して終了しないと電気食われます。これ簡単に解決できそうな話なので早く解決してほしいですね。GPU10~20%くらい常に食われるのはノートPCには少しきついかもしれません。それでも他よりもめちゃめちゃ軽量なので、放置しなければ野外でもこれが一番バッテリーが持つと思います。
5. aviutl
高機能です。プラグインは豊富です。これもいいところですね。ただ重いです。カーソル移動とかは激重で12スレッドCPUでも100%に張り付きます。プレイバックも1レイヤですら結構重ためです。FHDは少し重め、720pくらいまでなら何とかなると思います。(正直720pで十分綺麗だと思います。)
機能については、かなり豊富にあるなという印象です。
ymm4と似ています。使いこなしたい場合はaviutlでもいいと思いました。
まとめ
blenderは、ノードエディタを通じた画像ごとの編集(コンポジット)とかそういった用途は向いている印象がありました。動作は軽量ではないのでなめらかにプレイバックはできなそうです。
Shotcutは、プレイバックはリアルタイムにできるのですが、再生位置移動が重い印象です。あと不安定です。
ymm4αは、一番好きです。めっちゃ軽いし動作も安定しています。最低限の機能はそろっていますが、必要に応じてaviutlの力を借りてもいいと思います。
aviutlは、プラグインも豊富で拡張性は良さそうです。ymm4αでは足りない分補完できるかなという感じです。再生位置移動が重めです。プレイバックはFHDではなめらかです。
個人的には大体の編集をymm4αで行い、足りない分をaviutlで仕上げるのが一番いいと思います。